大塚国際美術館から来センター

 4月27日、世界でも類を見ない、特殊かつ高精細技術で陶板に印刷した復元絵画と原寸大の壁画空間を再現する環境展示で知られる徳島県鳴門市の大塚国際美術館から岡村修二理事・学芸部長が、陶板印刷を担当する関連企業の大塚オーミ陶業株式会社からは大杉栄嗣取締役が本センターを訪れました。本センターが提唱する壁画のデジタル・アーカイブと大塚国際美術館のセラミック・アーカイブを統合することで絵画の再現精度を飛躍的に高めることができることから、両者が連携協力して次世代の絵画複製を模索しようという新プロジェクトの可能性、とくに本センターの壁画診断システムの一つである壁画面の3Dスキャンについて議論が交わされました。

センターにて

復元壁画を案内

「大塚国際美術館」は、大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペース(延床面積29,412平米)を有する「陶板名画美術館」です。館内には、6名の選定委員によって厳選された古代壁画から、世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製しています。(大塚国際美術館HPより)