角間里山ゾーンの特徴
金沢大学 角間キャンパスは、豊かな自然が広がる金沢市東部の丘陵に位置しています。
かつては地域住民によってよく管理される里山で、絶滅危惧種や貴重種を含む多様な動植物が生息し、豊かな生態系を形成していました。
キャンパスが角間地区へ移転した昭和から平成に移行する頃は、既に里山の利用が停滞する時代を迎えていましたが、徐々に里山の文化的価値を見直そうとする気運が高まっていました。
この気運にいち早く気づいた金沢大学では、角間里山自然学校を開校し、大学が運営する自然学校を模索しながら教育研究フィールドの整備、市民に開放した生涯学習機会の提供、モデル里山の復元などに取り組んできました。
金沢大学では、角間キャンパス内の里山ゾーンを利用ガイドラインを遵守できる利用者に開放しています。里山ゾーンを利用することで里山の維持管理を推進しています。
最近では、イノシシやツキノワグマが目撃されています。野生動物との共存を図りながら事故が起きないよう、里山活動に取り組むことが求められています。
insert_drive_file角間里山利用ガイドライン2019[PDF]
insert_drive_file角間里山における安全確保のための入山規制[PDF]
insert_drive_file角間里山ゾーンのクマ警戒サインの発出基準[PDF]
角間里山本部
角間里山本部は、平成22(2010)年8月に金沢大学 角間里山本部設置要項の下に設置された組織です。
平成31年4月に設置要項が改定され、趣旨を継続しながら発展的に改組されました。
本部長(理事)の下に幹事長が組織する幹事会と、利用者で構成する教育企画部会、研究利用部会、保全連携部会の3部会、有識者を部会員とする野生生物部会で構成されています。
角間里山本部は、 「我が国固有の文化的価値を有する里山をキャンパス内に有する大学として、角間キャンパス内の里山ゾーンにおける教育研究を推進するとともに、ステークホルダーや有識者等が連携して、その管理、運営、活用等について必要な情報を共有し、里山運用の課題解決に資する提言を行うことにより、本学の里山ゾーンの適切な管理、活用の施策を推進することを目的」としており、目的に沿った事業を展開します。
角間里山ゾーンの利用にあたって
金沢大学 角間里山ゾーンを利用するにあたり、利用開始前に利用者登録と承認が必要です。
これは、里山ゾーンの円滑な運用と事故防止、利用者間の調整をするためのものです。(単発的な利用者は登録が免除される場合がありますので、事前に角間里山本部事務局へご相談ください。)
未登録の利用者に対しては、直ちに利用を中止させるなどの措置を行う場合があります。
利用希望者は、手順に従って利用者登録を行い、角間里山本部の利用許可を受けてください。
利用許可は、角間里山ゾーン利用ガイドラインを遵守することができる個人および団体に対して、関係する利用部会の審議を経て承認されます。
里山利用者登録書について
角間里山ゾーンの利用許可を得るためには、「里山利用者登録書」に必要な事項を記入し、角間里山本部事務局に提出願います。
「里山利用者登録書」は、個人もしくは団体の情報や当該年度の利用計画、利用者が相互に配慮すべき事項を具体的に記入してください。
insert_drive_file 里山利用者登録書[Excel]
里山利用者登録書記入要項
提出が必要な書類は、「利用者登録書」と「活動計画書」から構成されています。下記注意事項を確認いただき記入願います。
なお、ツキノワグマ活動期における【特別入山許可】を求める利用者は「特別入山許可申請書」を提出してください。
書類提出先 | 角間里山本部 事務局 (施設部 施設管理課 施設計画係) |
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sisetukeikaku ★ adm.kanazawa-u.ac.jp 【 ★を@に変えてください 】 | |
TEL | 076-264-5145 |
利用者登録書
利用者登録書は、利用される前に登録してください。 毎年度の登録は不要ですが、登録内容に変更が合った場合には、修正し再登録してください。
- 所属する部会の選択
- 「教育企画部会」・「研究利用部会」・「保全連携分会」から1つお選びください。
- 記入した部会の審査を受け、承認されると代表者がその部会員となります。
- 部会員は、部会長から部会委員として指名されることがあります。
- 名称について
- 団体の場合:団体名称を記入してください。
- 個人の場合:個人名を記入してください。
- 利用目的について
- 教育活動の場合:授業名称や教育内容を記入してください。
- 研究の場合:研究課題名称や研究の目的を記入してください。
- 保全活動・社会貢献活動の場合:活動名称や活動内容を記入してください。
- 代表者の情報
- 代表者氏名、所属、連絡先電話番号とメールアドレスを記入してください。
- 代表者が交代したときは、利用者登録書の再提出が必要です。
- 記入いただいた個人情報については角間里山本部事務局および部会の運営目的以外には使用せず、また申請者の同意がない限り第三者には提供いたしません。
活動計画書
活動計画書は、新年度の活動が開始される前に提出してください。
- 活動名称について
- 活動内容が分かる名称を記入してください。
- 活動内容について
- 活動内容を具体的に書いてください。
- 活動期間と活動エリアについて
- その年度の開始日と終了日を記入してください。1年を通じて利用しても構いません。
- いつ、どのような活動をするかを具体的にしてください。
(予定が決まっていない場合は、いつ頃どのようなことを予定しているかについて、記入してください。) - 活動場所または活動範囲を計画書別添の地図上に記入してください。
- 特記事項について
- 特記事項欄には、他の利用者に配慮して欲しいことを具体的に記入してください。
例:「○月○日〜○月○日の間、○○について観察研究をしているので、観察エリアに近づいたり、機材に触れたりしないでください。また、周辺の草刈りなど環境を大きく変更しないでください。」 - 活動計画書の公開について
- 活動計画書の内容は、代表者氏名とともに登録している利用者全員に公開されます。
一般利用者に対しても特別な配慮を求める場合は、その旨相談してください。 - 活動成果報告について
- その年度の活動終了時には、活動成果報告書(様式任意)を提出していただきます。
特別入山許可申請書
特別入山許可申請書は、利用者登録書提出時に併せて提出してください。
【入山基準遵守確認】により、警戒レベル「警戒」において入山することができます。
【特別入山許可申請】により、警戒レベル「危険」において入山することができます。
- 入山基準の選択について
- 入山基準を確認し、入山基準を遵守できる利用者は、「□ 入山基準を遵守します」に「 ✓ 」を入れる。
- 申請理由について
- 特別入山許可を申請する理由について記入してください。
- 安全対策について
- 入山の際の安全対策について記入してください。
角間里山ゾーン活動状況
活動場所、活動範囲地図を掲載しています。