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 守ろう!社会のルール

守ろう!社会のルール

 大学生活には,大学の中だけではなく,地域での生活も含まれています。地域では,市民の一人として,地域の構成員として,責任ある行動が求められています。法律を犯せば犯罪者として処罰されるだけではなく,場合によっては大学からも懲戒処分を科します。また,住民としての常識を欠いた行動は,地域での生活の妨げになることはいうまでもありません。以下の事項は,誰でも当然のこととして理解している内容ですが,実際に学生の中で起こっていることなので,自覚を促す意味であえて挙げておきます。
 くらしに役立つ情報「政府広報オンライン」も参考になります。

〈マイナンバーカードの取得〉

 マイナンバーとは,日本に住民票を有するすべての方(外国人の方も含む)が持つ12桁の番号で,原則として漏洩等不正に用いられるおそれが認められる場合を除き,生涯同じ番号です。
 マイナンバーは,社会保障,税,災害対策の3分野で,複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用され,法律に規定があるものを除きマイナンバーを含む個人情報を収集したり,保管したりすることは禁止されています。マイナンバーの提供を求められた場合は,安易に対応しないように注意してください。電話で提供を求められることはありません。
 なお,本学ではマイナンバーカードの取得を前提とした身分証スマホアプリの開発を推進し,学内外で利用の機会も拡大しているので,カード(顔写真,ICチップ付)未取得者は本学入学を機に取得を推奨します。

〈消費生活トラブルの防止〉

 大学生をターゲットとした,契約,悪質商法や訪問・通信販売,製品・食品やサービスによる事故,虚偽の広告等,多様なトラブルが頻発しています。迷わず消費者ホットライン(全国共通番号:188番)へ相談しましょう。

〈選挙権〉

 18歳以上で日本国籍を持つ人は,選挙権があります。大学生の投票率の低さが指摘されています。政治や選挙への関心,政治的教養の必要性はさらに高まっています。大学入学時に引っ越した場合でも,住民票を移すことや不在者投票の制度を利用することで投票できます。

〈万引き・置き引き〉

 置き引きはもちろんですが,万引きも窃盗罪にあたり,10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処されます。また,大学からも懲戒処分を行います。軽い気持ちで犯罪を犯すことのないよう自覚しておきましょう。

〈自動車の当て逃げ〉

 駐車中の車にぶつけてしまった後,逃げてしまう“当て逃げ”も犯罪行為です。逃げれば〈道路交通法違反〉の〈事故不申告〉になり,その後の大きなトラブルのもとになります。必ず警察に届け出なければなりません。
 もし駐車場で誤って人の車に接触させた場合には,まず駐車場の管理者(大学の場合は近くの学生窓口)に連絡しましょう。

〈自転車泥棒〉

 自転車泥棒も窃盗にあたり犯罪です。自転車置場や道端に止めてあった自転車や教室・食堂前に置いてあった傘を無断でちょっと借用。そのまま自分のものにするのは当然〈窃盗罪〉ですが,どこかに乗り捨てても同じです。

〈バスの乗車マナー〉

 バス乗車中の携帯電話の通話はマナー違反です。混雑している場合は,後から乗る人のために,入口で立ち止まらずに奥に詰めてください。また,一人でも多くの人が座れるよう,空いている席に荷物を置かないでください。

先輩のつぶやきコラム-17-

天候の悪い日は特にバス利用者が多いです。一人でも多く,そして気持ちよく乗れるよう,しっかりマナーを守りましょう。リュックを前にかつぐだけでも,乗れる人が増えます。周りへのちょっとした配慮が大切です!

〈騒音〉

 大きな音は騒音です。近所迷惑であり,トラブルのもとです。特に夜間,友だち同士で騒がない,テレビやスピーカーなどの音を大きくしない(ヘッドフォンをする)などは常識です。音楽系の課外活動団体でも決められた時間と場所以外で大きな音を出すことは禁止しています。

先輩のつぶやきコラム-18-

苦情が来ないからと言って大きな音を出してはいけません。周囲の人がどんな思いをしているか十分に考えながら音楽を楽しみましょう。あまりに騒ぐと警察の取り調べを受けます(体験談)。また,夜のスケボーなども近所迷惑となります。

〈家庭ゴミの分別〉

 アパート・下宿先では,決められた日時に,決められた場所に,決められたゴミだけを出さなければなりません。広報などをよく読んでその地域のルールを守り,適切に処理し,資源ゴミの分別収集を厳守しましょう。ゴミ処理のルールを守らないと,金沢市や警察を巻き込んだトラブルのもとになります。また,家庭ゴミを大学などに持ち込むことは禁止しています。ゴミの大学内外での不法投棄は犯罪です。法律により個人では最高1000万円の科料となります。金沢市のゴミの出し方や品目別収集日,家庭ゴミ有料化制度などの情報は入学時に配付したパンフレットの他,金沢市のWebサイトにも掲載されています。
 メールで携帯などに収集日を通知してくれるアプリ「いいね金沢5374App(ゴミナシアップ)」もあります。App store またはGoogle Play から「5374」と検索すればダウンロードできます(利用料無料)。
 また,卒業・修了時の不要な物品についてはリサイクル業者も利用してください。なお,卒業・修了時に,キャンパス内の駐輪場に自転車やバイクを放置したり,電化製品や家具を投棄したりするのも禁止しています。

先輩のつぶやきコラム-19-

町内会の情報を仕入れてみてください。メールでの収集日の通知があるので,ゴミの出し忘れもなくて便利!!やまや杜の里店では,新聞・雑誌・ビン類を開店中いつでも回収しています。チェックしてみてね。アルビス田上店では毎週日曜日に段ボールの回収もしています。

〈キャンパス内(事業所)のゴミの分別〉

 ⾦沢市の『家庭ゴミ』分別ルールと異なります。

 ⼤学キャンパス内(事業所)のゴミ分別について,⼤学から出るゴミは「事業系ゴミ」のため,⾦沢市「事業系ゴミ」分別ルールに沿う必要があります。
 特に,(たとえ汚れていても)プラスチック,ビニールレジ袋等は学内の【燃やすゴミ】のゴミ箱ではなく,「廃プラスチック類」に捨ててください。

マークの容器(コンビニ等のお弁当がら,カップ麺の容器等やレジ袋等)のほか,特に,⼀般家庭で燃やすごみに分別されているプラスチック製品(プラスチック製スプーンやフォーク,使い捨ての⼿袋等)も「廃プラスチック類」となります。

〈CD・DVD・パソコンソフト等の不正使用〉

 パソコンなどでの違法コピーは,知的財産権を侵害する犯罪であり,高額の賠償責任を負います。本学も学生に責任を課し,懲戒処分の対象としています。正しく使いましょう。

〈知的財産権等〉

 知的財産権とは,人間の幅広い知的創造活動によって生み出されたものを,財産として一定の期間保護する権利です。「特許権」は「アイディア」を保護し,「著作権」は「表現」を保護しています。知らずに権利を侵害しないよう気を付けましょう。また,違法に掲載された「海賊版」だと知りながら著作物をダウンロードすることは,個人で楽しむためであっても違法です。

〈ソーシャルメディアの適正利用〉

 Webページ,ブログ,プロフ,Wiki,Instagram®,Facebook®,X®,LINE®,YouTube®,Tik Tok®,ニコニコ動画®などのソーシャルメディアの利用で,誰もが情報発信できますが,不用意な個人情報の公開や投稿などの安易な利用により人権侵害や名誉棄損へつながり,予期せぬトラブルや裁判に発展する場合があります。プロフィール設定など自分のプライバシーや投稿内容について自問自答し,その利用がどのような結果を生み出すか,事例などをよく知り,慎重に利用してください。研究情報や機材の学外持ち出し・提供も犯罪です。

先輩のつぶやきコラム-20-

授業や課外活動の情報を仕入れる手段としてSNSはとても便利ですが,必要以上に個人情報を発信すると思わぬトラブルに巻き込まれることも…。

〈個人情報の管理〉

 個人情報(住所・氏名・電話番号・ID等,個人が識別できる情報)の管理は,社会でもとても重要です。個人のパソコンに入っている住所録や課外活動団体内の連絡簿等,多くの個人情報が身の周りにあることを自覚し,情報流出に気を付けてください。性的指向や性自認,医療に関する情報等,他人のプライバシーに属する情報(要配慮情報)はネットでも口頭でも,原則として本人の了解なく漏らしてはいけません。

先輩のつぶやきコラム-21-

生活を通して個人情報を扱う機会も増えてくるかと思います。パソコンやスマホなどにはきちんとパスワード設定をし,セキュリティ対策を講じましょう。また,個人情報の記載された書類などは極力持ち歩かず,不要となった場合は廃棄しましょう。少しの油断で情報漏えいが生じる可能性もあるので,処分する時にも厳重な注意を!

〈薬物乱用・薬物依存とは〉

 大麻,麻薬,ヘロイン,コカイン,MDMA,危険ドラッグなどは,一度でも乱用すると,依存症になったり,急性中毒になったりする危険があり,ひどい場合には,一度の使用で死に至ることもあります。慢性中毒になると,薬物精神病になり,幻覚や妄想にとらわれ,人格に異常をきたします。それだけではなく,肝臓や腎臓など全身の臓器が影響を受け,心身ともにボロボロになってしまいます。
 これらの薬物は,繁華街やWebサイトにおいても売買が行われるなど,薬物乱用の危険は学生が考えているよりも身近に迫っています。飲食店でのアルバイト時に勧められるケースや空港等での荷物運搬依頼等も報告されており,十分に注意してください。
 体への影響だけでなく,薬物を所持・使用することは法律で厳しく禁止されており,例えば覚せい剤では10年以下,大麻では5年以下の懲役に処せられます。もし誘われても迷わずはっきり「NO!」と言うべきです。少しでも危ないと思ったら,“きっぱり断る”“逃げる”勇気を持ちましょう。
 薬物乱用のおそろしさを十分に知ったうえで社会人として責任ある行動をとるように心がけるとともに,薬物乱用の防止に向けて積極的に行動してください。
[厚生労働省ホームページ]
(ホーム → 政策について → 分野別の政策一覧 → 健康・医療 → 医薬品・ 医療機器 → 薬物乱用防止に関する情報)

〈相談窓口〉

 薬物依存症になってしまうと脳が薬物を欲する異常な状態になってしまうため,意思の強い弱いに関わらず一人で解決することは極めて困難になります。自分あるいは知人の薬物問題についても,気付いたらすぐに専門機関に相談してください。全国の精神保健福祉センター,保健所,医療機関,警察などに相談窓口があります。石川県では石川県こころの健康センター(076-238-5750)で月~金曜日(年末年始・祝日は除く)の8:30から17:15まで,こころの相談ダイヤル(076-237-2700)では,平⽇⽇中(平⽇17:00から翌9:00/⼟⽇・祝⽇0:00から24:00までは(0570-783-780))に相談を受け付けています。また,本学窓口として保健管理センター(076-264-5255)でも必要に応じて適宜相談に乗ります。

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