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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

里山のいきもの

キツネ

昨日,里山メイト,棚田グループのKさんから連絡がありました.
「田んぼの入り口の公園でキツネが死んでました.かわいそうなので埋めました」とのことです.
角間キャンパスで動物の死体が見つかると,同じ里山メイトのTさんはいつも資料として活用できるよう,大阪の博物館に送ります.
今回もTさんに電話をし,事情を説明したところ,送ることになりました.
とりあえず掘り出し,体を洗おうと角間の里に持ってきたのがこちらのキツネ.

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鼻先からしっぽの先まで,1mくらいのまだ子どものメスの個体でした.
先日積もった雪の上に残された足跡などの状況からTさんが推理したのは,

(1) キツネは他のキツネ(兄弟?)と遊んでいた.
(2) そこを犬に襲われ,脇腹をかまれた.
(3) 山に逃げ込もうとしたが,その途中力尽きた.

ということです.

キツネは明日,大阪に送られます.

中村晃規 (2009年12月24日 00:00) | コメント(0)

角間キャンパスでカヤネズミの生息を確認

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11月14日
嬉しいお知らせ.日本一小さなネズミ「カヤネズミ」の角間キャンパスでの生息を確認しました.

この日おこなわれた「カヤネズミの観察会」の参加者が草地を歩き巣を探索.調整池の斜面のススキで1個の巣を発見しました.
見つかったのは5年前にキャンパス内で初めてカヤネズミの生息を確認したのと同地点.5年前の調査では合計10個の巣が同じ調整池の周辺斜面から見つかっています.

今回見つかった巣のデータは,
巣材:ススキ
巣高:150cm
直径:7cm
巣の色(新しさ):茶色
でした.時期を考えると,すでに利用の終わった巣だと考えられます.

5年前の調査以降,全く調査しておらず,その生息の有無が気になっていましたが,これでとりあえずは一安心といったところでしょうか.
カヤネズミの生息が確認されているのは金沢市内では角間町(角間キャンパス)と河北潟のみ.石川県全体でも,加賀市片野鴨池,能美市辰口,小松市滝ヶ原町など数地点に限られています.
そのため,2009年に改訂された「いしかわレッドデーターブック 動物編」では,準絶滅危惧種に指定されています(これまでは「情報不足」).

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残念ながら雨が時折強く降る天候でしたので,踏み込んだ調査は出来ませんでした.
本種は春と秋,年に2回繁殖し,春に増えた親が秋に巣をつくるため,探せばもっとみつかったかもしれません.
特に前回2個巣がみつかった北調整池では満足に探すことができず,生息は確認出来ませんでした.
天候の良い時をみつけて,再調査する必要があります.
今回の確認は,全国カヤネズミネットワークに近日中に報告する予定です.角間では5年ぶり,石川県では2年ぶりの生息確認です.

カヤネズミの保護には草地を維持するために草刈りといった「定期的な植生の更新」が必要(全国カヤネズミネットワーク,2003)です.
今回,巣が見つかった場所周辺は,

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巣材になるススキの上にクズやカナムグラがかぶっていて,カヤネズミの生息場所としては,あまり良い環境とは言えなさそうです.草地がなくならない,カヤネズミの生活をじゃましない程度に,でもできるだけ定期的に草刈りをするなど,生息地を維持する方法を考えていかなければならないでしょう.

中村晃規 (2009年11月18日 14:47) | コメント(0)

どんぐり拾い

10月3日.角間の里山でどんぐり拾いをしました.

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里山メイトのおじさんと大学生2名,そして我が家の娘との5人.その目的は(1) 大学祭のどんぐりトトロの材料集め,(2) 京都女子大学からの依頼に応えるため,です.

先月の下旬からアベマキのどんぐりがころころと落ち始め,そろそろいい頃だろうと繰り出したわけです.

今年はアベマキのどんぐりが豊作です.里山の遊歩道には足の踏み場が無いほどみっしりとどんぐりが転がっていました.

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一時間ほどかけ,十分すぎるほどに集めました.

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その量,重さにして14kg!何個あるのでしょうか?京都に送っても,私たちが使う分は十分に確保できます.
京都に送られたどんぐりは,韓国の料理「トトリムク」づくりに使われます.
(トトリムク作りの様子は,京都女子大学高桑先生のブログで紹介される予定です.こうご期待!)

さて,アベマキのどんぐりは大量に落ちていましたが,コナラのどんぐりは今年は少ないようです.
ちなみに奥山では今年はブナの実もミズナラの実も豊作とのことです.里山でのクマの出没は少ないかもしれませんね.

どんぐりの他,秋の里山にはいろんなお土産がありました.
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アケビ,シバグリ,ヤマノイモのムカゴ,コブシの実,モミジのタネなどなど...

中村晃規 (2009年10月 3日 15:47) | コメント(0)

光るキノコ

昨日の夜はホタルの調査.キタダンに8時前に入り,棚田復元グループの青木さん,亀田さんとホタルの数を数えました.谷の中を順番に歩き,あらかじめ決めてある区画ごとにヘイケボタルとゲンジボタルの数をカウントします.ヘイケとゲンジは光り方で区別できますが,中にははっきりしない個体も.かなり慣れたので,こうした個体もだいたいわかります(もちろんどうしてもわからない場合は捕まえて確認します).

さて,昨日,谷の中を歩いていると,明らかにヘイケボタル,ゲンジボタルではない光が2種類.1種類は毎年7月に入ると見られる陸上性ホタルの幼虫の光.ササやその他の草の葉の上を,シャクトリムシのように歩く光が見えました.

もう1種類はこれまでに見たことがない光.ぼ〜っとした光の固まりが,草むらの中にありました.ヘッドランプをあてると,それは朽ち木から生えたキノコ.
淡くぼんやりと光っているように見えました.初めてみる光景だったので,青木さん,亀田さんも呼び,3人で「光っているよね」と確認.暗闇では白い物がなんだか光っているように錯覚することもあります.がどうもそうではなく,そのものが光っているようです.

一夜明けて今日,雨の晴れ間をねらって写真を撮ってきました.
それがこちら

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白い傘と軸が無色透明のゼラチン質に覆われており,見るからに光りそうではないですか.
ネットで調べるとどうも「ヤコウタケ」 のようです.

珍しいキノコなのかどうか良くわかりませんが,能登の赤石君はまだ見たことがないとのことで,彼に勝ったと密かにほくそ笑んでおります.

光っているところを撮影できれば良いのだけれど,どうだろうか.難しいだろうな〜...

というわけで,夜になってチャレンジしてみました.

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ISO1600で撮影.思いつきで写したものだから,三脚なし.手ぶれでぼけぼけですが,光っていることはわかってもらえるでしょうか.せっかくだからもっとちゃんと撮りたいなぁ...

中村晃規 (2009年7月 8日 16:33) | コメント(1)

今年もモリアオガエルの産卵が始まりました*7/8更新

記念館の池では,5月の連休明けからモリアオガエルの声が「クカカカ...クカカカ...」と響いていました.
まとまった雨が降れば産卵が始まりそうだと思っていましたが,5月18日,モリアオガエルの産卵を確認しました.
池に覆い被さった木の枝に白い泡巣が3つ.

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わかりますか?(写真には1つだけ写っています)

*この池では,この後5月23日にも2個の泡巣を確認しました.
*6月1日,新たに8個の泡巣を確認しました.合計13個になりました.
*6月6日,新たに7個の泡巣を確認しました.合計20個になりました.
*6月9日,新たに4個の泡巣を確認しました.合計24個になりました.
*6月16日,モリアオガエルの泡巣47個を確認しました.ぐっと増えました.
*6月24日,池には42個の泡巣があります.このうち15個は新しく産卵され,27個が先週から残っていた物です.
*7月2日池には25個の泡巣があります.このうち7個は新しく産卵され,18個が先週から残っていた物です.大雨でかなり流れたようです.
*最新情報です.7月8日,池には16個の泡巣があります.このうち3個は新しく産卵され,13個が先週から残っていた物です.そろそろ産卵も終わりのようです.

中村晃規 (2009年7月 8日 11:24) | コメント(0)

ウサギが来ました

角間の里にウサギが来ました.

ぴょこぴょこ裏庭を散策し,山に帰っていきました.

角間の里には,いろんな生き物がきます.
大学キャンパスの中です.

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中村晃規 (2009年6月16日 00:49) | コメント(0)

キタダンにゲンジボタル

6月2日のブログに書いたように,キタダンでは今年のホタル成虫の発生が始まっています.
昨日(6月5日)にはゲンジボタル成虫の発生を確認しました.
ゲンジボタル2個体,ヘイケボタルは前回から少し増えて23個体.
日が落ちるとまだ肌寒く感じるほどの気温なので,それほど飛翔・移動はしていません.

記念館の池と同様,キタダンでもモリアオガエルの産卵が始まっています.

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どの池の上でも,張り出した木の枝にモリアオガエルの泡巣をみることが出来ます.
よく探せば成体のカエルとも出会えます.

そんなキタダンの様子を見に訪れたところ,ふとクロサンショウウオの事を思い出しました.
「産卵された卵から幼生はちゃんとでたかな.育っているかな」と.
産卵のあった池をみると

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藻で水面が覆われ,中を覗うことが出来ませんでした.
今日は網も持ってなかったので断念.次回,網と水槽をもち,万全の状態で望みたいと思います.

ちなみに記念館の池では,今,クロサンショウウオの幼生と出会えます.

中村晃規 (2009年6月 6日 16:45) | コメント(0)

ホタル発生

昨日(6月1日),キタダンにてヘイケボタルの成虫の発生を確認しました.
気温が低かったせいか,ほとんど飛翔しませんでした.
谷全体をくまなく歩き6個体を確認しました.まだまだ少ないです.
6月中旬頃がピークではと予想しています.

中村晃規 (2009年6月 2日 15:25) | コメント(0)

クロサンショウウオがキタダンに産卵しました!!

里山メイト 棚田復元グループの青木さんから嬉しいニュース.
「キタダンでクロサンショウウオの卵のうが見つかったよ.先週末に産卵したみたいだよ」
やった!これは早く確認しなくては,と今日,カメラを担いでキタダンに出かけてきました.

どこだどこだと探して,見つかったのは冬の間も水を張ったままにした田んぼの中.

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「近くにトンビがいるから,食べられないように」とメイトのおじさんたちがイボ竹で柵をつくったその中にありました.

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見にくくて申し訳ありません.水を吸ってふくらんだ,白い卵のうが一対ありました.

キタダンでのクロサンショウウオの産卵は,一昨年小さな水たまりで確認されましたが,そのときは残念ながら水が枯れてしまいました.
昨年はサンショウウオの卵のうは見つかりませんでしたので,一年ぶりの確認です.
これまで田んぼの復元に取り組んできた「田んぼグループ」の皆さんも嬉しそうでした.
うまく定着して,これからずっと安定した産卵場所になれば良いなと思っています.

さて,2月6日にクロサンショウウオの産卵があった記念館横の池ですが,その後も産卵が続きました.現在までをまとめると次のようです.

2月6日 2対
2月8日 1対
2月14日 4対
2月21日 1対
2月28日 1対

合計9対(18個)の卵のうが確認されました.

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キタダンでは早くに産まれたアカガエルの卵からオタマジャクシが孵化し,泳ぎだしていました.
もうすっかり春です.

中村晃規 (2009年3月 7日 15:12) | コメント(0)

クロサンショウウオの産卵

今年も記念館横の池でクロサンショウウオの産卵が始まりました.
確認日は2月6日.一昨年は1月25日,昨年は2月4日に初確認の記録があります.
3年前の記録をみると「3月上旬に確認」とあります.
ここ3シーズンは暖冬で,そのため産卵時期が早まっているのでしょう.
今年は2対の卵のうが,少し離れて産卵されていました.

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(この後,2月8日に3対めがみつかりました)

2月7日におこなった「子ども科学財団 冬の里山探検」ではこの産卵について解説し,成体を探して網で水の中をすくいましたが残念.成体は捕まりませんでした.

昨年のブログにも書きましたが,石川県のレッドデーターには本種の記載はありません.しかしながら金沢市近郊では生息場所が減っており,「1960年代に産卵が確認されていた池15カ所を2001年に再調査したところ,このうち2つの池だけで産卵が再度確認できた」という報告があります.現在の角間キャンパスでも産卵場所は限られ,毎年連続して卵がみつかるのは2カ所だけです.

2年前にはキタダンでも産卵を確認しましたが水が枯れてしまい,昨年は産卵もありませんでした.キタダンの二つ隣の谷にある水たまりでは毎年産卵があり,近くに成体が生息しているのは確実なのですが,なかなかキタダンに登場してくれません.(今年も2月12日にキタダンを見回りましたが卵は見つかりませんでした)

さて,昨年は能登から「1月25日にクロサンショウウオの産卵がありました」と便りがありましたが今年はまだお知らせがありません.能登の今年の様子はどうでしょうか.1月25日に能登で大雪が降りましたが,影響はあったのでしょうか.気になるところです.

中村晃規 (2009年2月 6日 16:30) | コメント(0)

モリアオガエルの産卵はじまる

角間の里山で今年もモリアオガエルの産卵がはじまっています.
キタダンでは今月10日に今年初めての卵塊が1個確認されました.

一方,「角間の里」の脇の池では,9日おくれた5/19に今年初の卵塊が1個確認されました.
角間の里の池では,この後5/23に3個,5/27に26個とどんどん増えています.
5/27に大幅に増えたのは,5/24, 25の雨が強く影響していると思われます.
これまでの観察では,雨の直後にいつも産卵数が増えています.雨の湿り気が産卵には必要なようです.

泡の中で孵化したオタマジャクシにも雨は必要です.オタマジャクシは泡の中で雨を待ち,雨で溶けて流れる泡と一緒に下の水面に落下します.その後,水中の藻類や動物の死骸などを食べ,1月ほどかけて成長します.

これから6月下旬までの間,角間の里山では,モリアオガエルの産卵と卵塊を観察できます.

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写真上:田んぼの畦に産卵された卵塊.
写真下:ハンノキに産まれた卵塊.表面は乾いて紙のようになり,ふ化までの間,卵を守る.

中村晃規 (2008年5月27日 15:47) | コメント(0)

アカガエルの産卵

先週末(3月8日),棚田復元グループの青木さんから,「キタダンでカエルの産卵がはじまったよ.もう50個くらいあるんじゃないかな」とのニュース.今日,確かめにいったところ,ありました,ありました.どの池にも卵が産まれていました.特に2号池と呼んでいる場所で多く,20個以上の卵塊を確認できました.

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青木さんによれば,3月5日にはすでに卵はあったとのこと.それより前は雪が積もっていて,誰もキタダンに入っておらず,いつ産卵されたか,正確にはわかりません.

両生類保全研究資料室の「全国アカガエル産卵前線」 では,2月22日に埼玉県入間市でニホンアカガエルの産卵が確認されており,いまのところ(情報が寄せられている範囲では)これが一番北,つまり最前線でした.

で,キタダンで卵を確認して角間の里に帰ってくると,角間の里の脇の池でもアカガエルの卵をみつけました.

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こちらは先週末にはまだ卵はなかったので,私のお休み(日曜,月曜)の時,もしくは今日の産卵なのは確実です.私はアカガエルの卵の識別に自信はなく,ニホンアカガエルなのかヤマアカガエルなのかわからないのが残念です (簡単な見分け方はこちらを参照) .専門家に聞いて,その種がわかれば上記の両生類保全研究資料室に情報を送ろうかと思っています.
これで前線がググッと北上しますね.

ところで能登ではどうかしら.赤石君,情報があればコメントお願いします.

中村晃規 (2008年3月11日 11:58) | コメント(1)

クロサンショウウオ産卵

珠洲からのクロサンショウウオ産卵の便り を読んで以来,金沢での産卵はいつだろうかと毎日のように記念館脇の池をのぞき込んで来ました.
というのも, 昨年のブログ を見るとクロサンショウウオは1月25日に産卵確認されているため.昨年同様に暖冬の今年も,産卵が早くなる可能性が高いからです.

そして本日(2月4日),産卵を確認しました.

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写真左上と右下の隅の2カ所に卵のうがあるのがわかるでしょうか.
私がみつけた時は,まさに生みたてといった感じで,卵のうの周りに3〜4個体のクロサンショウウオがまだ集まっていました.

数えてみるとそれぞれ卵のうは6個,つまり3対ずつあるようです.
メス1個体が1対の卵のうを産みますので,少なくともメス6個体がやってきたということになります.

さてこのクロサンショウウオは,環境省が平成18年に発表したレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)で準絶滅危惧種に指定されました.
石川県の近県のレッドデーターブックを調べると,岐阜県では絶滅危惧II類,福井県では要注目種にカテゴライズされています.

石川県のレッドデーターには本種の記載はありませんが,金沢市近郊での生息状況について,「1960年代に産卵が確認されていた池15カ所を2001年に再調査したところ,このうち2つの池だけで産卵が再度確認できた」という報告があります.現在の角間キャンパスでも産卵場所は限られ,毎年産卵があるのは2カ所だけです.

昨年はキタダンの小さな水たまりで産卵がありましたが,残念ながら水が枯れてしまいました.しかしながら,このことはキタダン周辺に成体が生息し,適当な水辺があれば産卵場所になる可能性が高いことを示しています.時間を見つけキタダンへ足を運び,探してみようと考えています.

中村晃規 (2008年2月 4日 13:32) | コメント(0)

ニホンミツバチ確保

昨日分蜂蜂球をつくっていたニホンミツバチですが,やっぱりもったいない.
せっかくのチャンスだからということで,個人的に蜂を飼っている工学部の先生にお願いし,捕獲することになりました.
「分散してしまっていなければ良いのだけど」と朝出勤すると,まだ昨日の状態のまま,ひとかたまりに集まっていました.

そして先生の登場.そろそろ越冬の時期ということもあり,移動用の巣箱を持参してくれました.

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この巣箱の中にミツバチを落とし込み,定着させます.もともとはセイヨウミツバチ用の巣箱で,中にはセイヨウミツバチの古い巣が残っています.こうした足がかりがある方が定着しやすく,そのためわざと用意したとのことです.
先生はその古い巣に特製砂糖水を含ませました.

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また巣箱の中にある「砂糖水入れ」にもたっぷり砂糖水を溜めます.

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この砂糖水は当面,そして越冬のエネルギーになります.

こうした準備の後,いよいよミツバチを巣箱に落とし込みました.

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ミツバチは突然の事に驚いたのか,ブンブン飛び回り,先生と私はミツバチまみれに.
半分ほど落とし込み,とりあえず終了.後は自主的に移動するのを待ちます.

夕方様子をみると,蜂球はなくなり,ミツバチたちは巣箱の小さな口から出入りを繰り返していました.

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捕獲成功です.
無事に越冬できるかは心配ですが,うまくいけば来年の活動に新しい項目「ハチミツづくり」が加わりそうです.

中村晃規 (2007年11月 8日 15:57) | コメント(2)

ミツバチの分蜂

お昼頃,角間の里の外に出ると,小さな虫が群れをなして飛んでいました.
蚊柱のように見えたのですが,なんだかちょっと違う.「ウワン ウワン」と羽音がうなっています.

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よくよくみるとそれはミツバチ.何千個体ものミツバチが群れ飛んでいたのです.
ミツバチはしばらくの間建物の周りを飛び回っていましたが,その中心が少しずつ移動していきました(記念館玄関周辺→畑の上空→畑の脇の道具置き場).
最終的に道具置き場にどんどん集まりました.

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これはミツバチの分蜂という現象で,一つの巣に複数の女王蜂ができたときにおこります.ふつうは春から夏にかけてみられますが,まれに(今回のように)秋の天気の良いときにおこることもあるそうです.このとき一般には母親の女王蜂が働きバチをつれて出ていくと言われています.

さて,1時間ほどするとあれだけ飛び回っていたミツバチがみあたらず,羽音もなく,静かになっていました.
もしやと思い,先ほどの道具置き場に向かうと...やはりありました.ミツバチの分蜂蜂球です.

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この近くに巣づくりに適当な箱を置いておくと,その中に移動し,巣作りがはじまるそうです.

ぜひ試したいのですが良い物がみあたりません.残念ながら,今回は団体さんを見送ることになりそうです.

中村晃規 (2007年11月 7日 14:37) | コメント(0)

カメ訪問

お客さんを記念館裏の炭焼き小屋に案内するため,裏の坂道をのぼっていたところ,

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カメ発見!!どこからきたやら山の坂道をえっちらおっちら登っていました.

記念館にはいろんな生き物がきます・・・.

中村晃規 (2007年7月12日 18:45) | コメント(3)

やっとでたゲンジボタル

キタダンでのホタルの調査.6/2の初観察後,次のようにヘイケボタルの個体数は増えています.

6/2 2個体
6/4 11個体
6/6 27個体
6/8 46個体
6/10 74 個体

だいたい私の予想通り,順調に増えてきました.
そしてついに
今年初のゲンジボタル(1個体)を確認しました.

昨年,一昨年ともキタダンではヘイケボタルとゲンジボタルの初見日は,ほぼ同じでした.
今年はヘイケボタルが先に出て,ゲンジボタルを確認できない日が続き,「もしかしたらいなくなったのかも...」などと心配していたのですが,やっとでてくれました.
とりあえずは一安心.これまでと同じように発生がつづくなら,10日後くらいがピーク(20個体くらい)になるでしょう.

今週,金曜日に田上地区の方たち向けにホタル観察会をやるのですが,これには何とか間に合いました.

中村晃規 (2007年6月11日 16:27) | コメント(0)

キタダンでホタルが飛びました.

5月下旬から始めた「キタダンのホタル調査」.6月2日(土)に今年初めての個体を確認しました.
確認したのはヘイケボタル.オス1個体,メス1個体,合計2個体です.
今年は暖冬だったので早めに調査を始めたのですが,なかなか確認できず,調査スタートから10日ほど経って,やっと確認できました.

過去のデータを見ると,2005年,2006年の初確認はそれぞれ6月9日,6月8日(どちらもヘイケ).今年は1週間ほど早く成虫が発生したことがわかります.今年は早いだろうとの予想どおり.よしよしという感じです.「いつでてくれるか,いつでてくれるか」とドキドキでしたが,一安心です.

まだヘイケしか発生していませんが,例年の様子からすると,ゲンジの発生ももうすぐでしょう.このまま順調に羽化が進めば,6月20日前後に発生のピークがくると予想されます.

今回ヘイケボタルを確認したのは田上児童公園すぐ上にある,田上小学校「ぼくらの田んぼ」のあぜ.キタダンの中でも特に日当たりの良い区画です.

今日も夜7:30ごろから調査です.さて,何頭でてくれるかな?ゲンジはでてくれるかな?楽しみです.

中村晃規 (2007年6月 4日 12:50) | コメント(0)

動物さわぎ

今月は里山に棲む動物について,問い合わせというか,お助けの用件が2件飛び込んできました.

1件目はこちら.

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大学に向かう歩道で冷たくなっているのを学生(男子)が見つけ,角間の里まで運んできました.見つけた場所はサークルKと金沢大学中央の信号の間だったそうです.
その学生は,「かわいそうだから」とこの子を埋める場所を探し,自然学校に来ました.とりあえず適当な場所を指定したところ,彼は汗だくになって穴を掘り,埋めました.

後日,角間の里山メイトのTさんとこの件について話したところ,「大阪市立博物館に送って死因や性別を調べてもらおう」ということになり,Tさんが掘り返して送られて行きました.
まだ死因はわかりません(たぶん交通事故.少し出血があった)が,テンだとわかりました(私とTさんはイタチかテンかで迷っていた).

Tさんによればこの死体は後日「ナニワホネホネ団」の手により骨格標本になるのではということです.

そして2件目.

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教育学部近くの側溝の中です.どこに動物がいるかわかりますか?
電話では「タヌキが二日前からずっと側溝の中にいる.どうも出たくても出られないのではないか」とのこと.
深い側溝,もしくは雨を溜める升なのか聞くと浅い側溝とのお返事.
「それなら出たければ出るだろう」と多少「???」でしたが,とりあえず現地へ.

見るとタヌキではなくアナグマ.確かに言われたとおり浅い側溝でした.グレーチング(側溝の蓋.上の写真)はあるけれどもそれは一部で,グレーチングのないところもあり,出ようとすれば簡単にでられます.
アナグマのいる場所近くのグレーチングを外したり,棒でつっついて追い出そうとしても意固地に出てきません.

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よく見るとびっこをひいています.どうやらこいつも交通事故にあったみたいです.
いしかわ動物園や県自然保護課にどう対処すべきか問い合わせたりしていたところ,チャチャチャチャと出て行きました.
ヒョコヒョコびっこをひきながら...
想像するに車かバイクにあてられ,とりあえず体力が回復するまで側溝に閉じこもっていたのでは.もしそうなら私たちはとんだ迷惑をかけたことになります.
自然保護課の方からは,このような場合ほおっておくのが正しい対処だと教わりました.

さてさて,これら2件はどちらも交通事故が原因のよう.キャンパス内は学生の車が多く,時にはかなりのスピードで走っている場合もあります.
里山の中にあるキャンパスには動物もたくさん棲んでおり,これまでにも車にはねられた死体をたくさん見てきました.
ところがキャンパスには「動物に注意」などの看板は一つもありません.
また学生にもそんな指導はしていないのではないでしょうか.

「動物に注意してゆっくり走りましょう」の看板の一つもあってもよいのではないかなぁ.動物に注意してゆっくり走れば,人間相手の車の事故も少しは減るのでは..
どうでしょうかねぇ....

中村晃規 (2007年5月29日 17:55) | コメント(0)

モリアオガエルの産卵が始まりました

「角間の里」横の小さな池.
今年もこの池でモリアオガエルの産卵が始まりました.

見つけたのは今日(5月15日)の朝.杜の里小学校がタケノコ掘りに訪れる少し前の事です.
先日から鳴き声が聞こえていて,「次に雨が降ったら産卵するだろうな」と思っていたところ.
今日の早朝の雨の中,産卵がおこなわれたのかもしれません.

先週末,子どもたちが池を網ですくったところ,春先に産卵のあったアカガエルとクロサンショウウオの幼生もみつかっています.

モリアオガエルの卵塊は,これから少しずつ増えていきます.角間の里に来たときには,いくつになったかな〜と数えてみてください.
写真一枚目が産卵された卵塊です.どこにあるかわかりますか?
写真二枚目はアカガエルのオタマジャクシとクロサンショウウオの幼生です.水が濁っていて申し訳ないです.

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この後産卵が続き,少しずつ数が増えています.
私の記録を見ると

5/15 1個
5/16 2個
5/19 3個
5/26 5個
5/29 8個
5/30 12個

です.これからも引き続き記録をとっていきます.
また,キタダンでも産卵がはじまりました.これについては,後日レポートします.

追加
6/1 17個になりました.

さらに追加
6/5 22個になりました.

中村晃規 (2007年5月15日 16:33) | コメント(2)

クロサンショウウオが産卵

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今日,「角間の里」の周辺整備の打ちあわせをしていたところ,建物の脇の池にクロサンショウウオの卵塊(一対)を見つけました=写真=.

去年の記録を見ると,この池での初確認は3月上旬.したがって昨年にくらべて一ヶ月以上早いことになります.
里山ではフキノトウが顔を出していたし,暖冬のためか生き物の動きが普通ではないようです.

中村晃規 (2007年1月25日 14:54) | コメント(2)

ゲンゴロウ

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今日,記念館の前で死んでいるゲンゴロウを見つけました.記念館の池では,これまでゲンゴロウは確認されていないので,どこからか飛んできたのだと考えられます.

これまでにゲンゴロウの生息を確認できたのはキャンパス外のため池だけです.
今回のようなキャンパス内への移動が頻繁にあるのなら,記念館の池への定着も望めるかもしれません.

このゲンゴロウは証拠のため標本にしました.

中村晃規 (2006年6月29日 17:30) | コメント(0)

キタダンのホタル

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金沢大学里山ゾーン,棚田の復元が続く「キタダン」は,ホタル成虫の発生がピークを迎えています.
今年の初見はヘイケが6月8日,ゲンジが6月11日でした.去年とはほぼ同じ(2005年の初見は,ヘイケ,ゲンジとも6月9日)でしたが,石川県全体では,平年よりも遅いと聞いています.

6月27日の調査では,ヘイケが167匹,ゲンジが20匹確認できました.ゲンジはピークを終え,減少する方向にあるようですが,ヘイケはしばらく150匹以上の個体数が続きそうです.

昨年のデータを見直して見ると,一日に確認された個体数はヘイケで約100匹,ゲンジで約30匹.
今年これまでのデータでは,一日の確認数はゲンジの最大数は30匹で変わらないですが,ヘイケが168匹で昨年の1.5倍になりました.
このデータを単純に比較して増えたとは言えませんが,少なくとも現在のキタダンは,ホタルにとって棲みやすい環境であるといえるでしょう.

モリアオガエルの卵も今年は多いようです.ボランティアの方達の棚田復元の努力が,水辺の生きものを呼び込んでいるようです.

ホタルの飛翔は,ゲンジボタルで7月中旬,ヘイケボタルで8月中旬まで続きます.

写真はキタダンのヘイケボタル.Eos Kiss digitalで撮影(シャッタースピード20〜30秒)した写真20枚程度をフォトショップで重ねました.

中村晃規 (2006年6月29日 14:09) | コメント(0)

モリアオガエル

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角間の里山では,先月20日頃からモリアオガエルの産卵が始まりました.
これまでに記録された産卵数はキタダンで64個,記念館横の池でも50個を超えています.
産卵が始まってすぐ産みつけられた泡巣(モリアオガエルの卵塊をこう呼ぶ)からはすでにオタマジャクシの孵化が始まっていて,春先に産卵されたアカガエルやクロサンショウウオのオタマジャクシと一緒に泳いでいます.

本種は石川県では能登から加賀まで広く生息していますが,詳しい分布については調べられていないようです.石川県がおこなっている「いしかわレッドデーターブック県民参加調査」の対象種になっていますので,本種を見かけた人は情報を自然保護課に送っても良いでしょう.産卵が活発な今が調べやすい時期です.貴方の情報が県内での本種の分布を決める貴重なデータになるかもしれません.

さて,梅雨前のこの時期の生きものと言えばホタルです.
ヘイケボタル,ゲンジボタルも6月9日ごろからぼつぼつ飛び始めました.
キタダンでは昨年に引き続き個体数調査をしていますが,これはまた別の機会に...

中村晃規 (2006年6月16日 15:16) | コメント(0)

クロサンショウウオ産卵

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角間の里ではクロサンショウウオの産卵が3月上旬から始まり,今も続いています.
始めは2個(一対)だけでしたが,その後少しずつ増え(一昨日から今日にかけても6個産まれていました),

写真は今日の様子.大きな卵塊が10個と小さな卵塊が2個写っています.
このうち小さな卵塊は2〜3日中に産まれたもの.この小さな卵塊が日が経つにつれ(水分を吸って?)だんだん大きくなり,大きな卵塊と同じサイズになります.
同じ池のなかで,この場所以外に2カ所,それぞれ2卵塊を確認しました(こちらも2〜3日内に産まれたものです).

昨年からクロサンショウウオの産卵が始まったこの池.昨年は順調に幼生が成長し,6月にはウーパールーパーの様なかわいい姿を見せてくれました.今年も同じようにすくすくと育って欲しいですね.

中村晃規 (2006年3月15日 17:25) | コメント(0)

ウスタビガ

昨日のこと,里山メイトさんが山で見つけたウスタビガのまゆ殻を持ってきてくれました.
落葉した後の雑木林などでよく見かける,黄緑色の葉っぱによく似たかたちのアレです.
この方は植物観察が好きで良く里山を散策しているメイトさん.
その方が今年のウスタビガの繭は変なのでちょっと見て欲しいとのこと.
角間やその周辺でみる繭のほとんど全てに穴があいているそうです.

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その内の一つ.これは穴が小さいので,寄生蜂にやられたのだと思われます.
ちょっと調べてみたところ,ウスタビガは寄生率が高く,繭を採集しても成虫の羽化はほとんどみられないそうです.

疑問なのはこちらの二つ.

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明らかに先ほどの繭より大きな穴があいています.
鳥についばまれたのでしょうか?ネットで調べても,そのような例は見つかりませんでした.
どなたかわかる方いないでしょうか?

さて,ウスタビガ.漢字では「薄手火蛾」とか「薄足袋蛾」と書きます.「手火」はちょうちんのことですから,その形が提灯や足袋に似ているとみて,名前を付けたのでしょうか?地域によっては「ヤマカマス」と呼ぶところもあるそうな.「カマス」はむしろを二つ折りにしてつくる塩や穀物を保存するための袋のこと.なんとなくこの繭とよく似た形になりそうだと想像できます.

私は幼虫を見たことはありませんが,どうやらとても特徴的な形と配色なのだそうで.

ウスタビガの幼虫は大変ユニークな色と形をしています。その形は、寄主植物であるクヌギやコナラの葉の形によく似ています。また、体色は緑色ですが、体の側面の気門下線をさかいにして背腹で色の濃淡がみられます。背側は黄緑色ですが、腹部は深緑色です。実際、この幼虫は木の枝にぶら下がる状態でいますので、腹面が上で背面が下ということになります。一般に植物の葉は、太陽の光を浴びて盛んに光合成を行う表側にクロロフィルが多く、したがって濃い緑色をしています。これに対して裏側はクロロフィルも少ないことから薄緑色です。実にウスタビガの幼虫は、葉の表裏でみられる色の濃淡の違いを自らの体で表現しているのです。

(こちらのページでみつけました)

また4齢幼虫からは,体に触ると「キューキュー」と鳴くそうです.一度聞いてみたいものです.
その他,繭のしくみ(成虫の出口,水抜き穴がある)やらフェロモンのことやら,成虫の羽化時期やら,面白い生態が満載のウスタビガ.みなさんもちょっと調べてみてください.なかなかキュートな奴ですよ.

中村晃規 (2006年3月 8日 18:41) | コメント(0)

アカガエルの卵・オサ掘り

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最近ブログの更新がままならず,二つのシリーズ(「古い写真」と「台湾訪問」)も止まったまま...楽しみにしているかた,申し訳ありません.もうしばらくお待ちください.
さて,写真は先週末角間の里の池で子どもが見つけたアカガエルの卵.「そろそろ産卵時期だな〜.探しに行かなきゃ」と思っていたところ,子ども達が見つけてくれました.
この分だと,里山の他の水辺でも産卵が始まっているでしょう.来週の活動前に時間を見つけて歩き,探さなくてはいけません.クロサンショウウオの産卵も始まっているかもしれません.

里山の子ども達は,少しずつ春めいている里山の様子を感じ取り,ウキウキ・ワクワクとしてきているようです.
先週末は私のところに来て「山に入って虫とりしたい!!」と訴えていました.
山にはまだ雪が残っていて,中に入ることはできないので,今の時期でも出来る昆虫採集「オサ掘り」を教えてあげました.
やることは単純.土が見えている土手を掘るだけ.土の中で越冬しているゴミムシやオサムシを採集できます.

下の写真は一心不乱に土手を掘る子ども達.帰ってきたかれらは,案の定土だらけ.
そしてちょっと不満げに一言

「クワガタとれなかったよ!」

...それは無理です...それでもたくさんの虫にであえたらしく,一応は納得な彼らでした.

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中村晃規 (2006年3月 1日 17:45) | コメント(0)

クサギカメムシの物件探し

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2~3日ほど前から,記念館の外壁や網戸にクサギカメムシの姿をみるようになりました=写真=.
このカメムシは,越冬のために集団で家屋に侵入することが知られています.
秋になり,冬の間に暮らす物件を探しに来ているようです.
今年の春,昨年から越冬していたこのカメムシが記念館の中にたくさんいて困りました.

漢字で書くと「臭木亀虫」.その名のとおり,驚くと臭い匂いをだします.外に逃がそうとほうきで掃いたり,箸でつまむと臭くて臭くて...それに注意していないと,床にいる個体を踏んづけたり...

そんな彼らと6ヶ月ぶりの再会.他のスタッフも「お〜久しぶりやな〜」となんだか旧友に出会った気分.この物件を気に入って,越冬したなら,それはそれで嬉しいですね.

春の経験だと,このカメムシ以外に,アシナガバチやハムシの仲間,テントウムシの仲間も記念館で越冬するはずです.

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さてこちらは最近記念館によく来る学生さん.一足お先にお気に入りの物件でお昼寝のところです.
(注:彼は昼寝をしに来てるわけではありません.勉強の合間に仮眠をとっているんです.彼の名誉のため付け足しておきます)

中村晃規 (2005年10月13日 16:18) | コメント(6)