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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2010年1月

プロジェクトワイルド 北陸ミーティング「お〜!いのしし」

1月16日,17日
福井でおこなわれたプロジェクトワイルド北陸ミーティング「お〜!いのしし」に参加しました.

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一昨年の能登エコスタジアム穴水ブロックの「環境教育指導者養成講座」でお世話になった中田都さんを中心に,プロジェクトワイルドネットワーク福井の皆さんが作り上げた今回のイベント.
プロジェクトワイルドプログラムを軸に,イノシシとの共生を考えるのがテーマでした.

開会式
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みなさんの掲げるデジカメの先には
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今回の主役のイノシシさんがいて,
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みんなで調味料を塗り込まれました.この子は2009年うまれの女の子.12月頃に捕獲され,解体されてこの日を迎えました.こうして調味料をすり込まれたこの子は,次の日(17日),丸焼きにされました.

またドラム缶で作った燻製機では,
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イノシシハムとベーコンの作成中.これは夜の交流会でいただきました.

さて,一日目のスケジュールは,
「イノシシのお勉強」「環境教育ゲーム お〜!イノシシを極める」「里地里山で活かせるアクティビティ体験」でした.
イノシシについては,私たち石川,金沢ではまだまだ認識不足です.タイミング良く(?),1月11日に市街でイノシシが暴れ,警官に射殺されるという「事故」がおこりました.多分,この事故で,金沢市民は,イノシシに対して曲がった認識をもったことでしょう.
これから石川県でも,もっともっとイノシシの害が増えることが予想されます.
どのようにつきあっていけばよいかについてのヒントが先輩である福井県でおこなわれた今回のイベントにはたくさんありました.

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↑「お〜!イノシシ」を極めるの一コマ.
ゲームが終わると↓のようなグラフが出来上がります.

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ちなみにこちらのグラフでは,赤がイノシシの個体数,青はハンターに捕獲されたイノシシの累積個体数.
ハンターを投入(2005年)することで,イノシシの個体数が安定する様子がシミュレートされました.

この他,アクティビティ体験として,アイスブレイク,生物多様性を学ぶアクティビティをおこないました.

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2日目
初日の福井県鯖江青年の家から場所を移し,鯖江市中山間交流会館でのイベント.
ふくい・くらしの研究所「くらなび農園」の収穫大感謝祭でした.
私たちも含め,県内外から80名くらいが集まってのお祭り.
前日に準備したイノシシが丸焼きにされたり,

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くらなび農園の皆さんが今年作ったモチ米でお餅つきをしたり,

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しいたけのホダ木をつくったり.
私たちは集まった親子や地域の方達を対象に,「お〜!イノシシ」を提供しました.

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午後からはイノシシと共生するにはどうすればよいかを考えるワークショップ.
イノシシを使った新規事業を考え,他の参加者に対してプレゼンテーションをするといったプログラム.
イノシシの牧場案や古民家の活用,ツーリズムとしてのイノシシ見学散歩道など面白い企画が提示されたそうです(残念ながら私は急用のため午前で失礼しました).

さて,一緒に参加した石川県のプロジェクトワイルド仲間から,「石川でやるとしたら何が題材ですかねぇ?」との質問.それは当然「お〜!トキ」でしょう.ん?「お〜!バンブ〜!」でも良いかな?

福井県鯖江市に富山県,石川県そして全国のプロジェクトワイルド仲間が集まった今回のイベント.
これを皮切りに北陸のプロジェクトワイルドネットワークが,活発に動き始めるよう,アクションを起こせればと考えております.

中村晃規 (2010年1月17日 15:11) | コメント(0)