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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

第五回竹林景観ネットワーク研究集会~2日目

昨日にひきつづき,竹林景観ネットワーク研究集会に参加しました.
2日目はエクスカーション.高松市郊外の自然植生の観察,NPO,香川大学の竹林調査地の視察でした.

まず訪れたのは藤尾山自然環境保護地域と藤尾神社.

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ここは山自体がご神体となっていて,そのためこの地域の自然植生が残されています.
ですので,展望台から見ると,周りの山々は常緑広葉樹に覆われた景色.

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てらてらと輝く緑の中,所々にまだ落葉していない,赤や黄色に紅葉した落葉広葉樹が見えました.
香川県に出発する少し前に雪が降った金沢では,木々の葉はすっかり落ちて見渡す限り白と黒の世界だったのに...冬でも暖かくさしている日差しの中,山の様相の違いをたっぷり堪能しました.

続いて,藤尾山に隣接する「ドングリランド」へ.

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このドングリランドでは,「どんぐり貯金」で有名な「NPO法人どんぐりネットワーク」の方達が活動しています.
ネットワークが指定管理者となっているビジターセンターでは,約1万個の松ぼっくりで作った大きな松ぼっくりアート「ト○ロ」が出迎えてくれました.

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センター内ではネットワークの松野さんから活動についてお話ししていただきました.
「保全」「森遊び」「食べる」をテーマに様々な主体が多様な体験活動をおこなっている様子がよくわかりました.
例えば「ツリークライミング」「森の幼稚園(地元の幼稚園,保育園と一緒に)」「里山キャンプ(大学生の協力)」.これらの行事を月1回のペースでおこなっているほか,毎週火曜日には竹林整備ボランティアの皆さんが保全活動に励んでいます.

このネットワークの取り組みの様子,組織の作り方などは,今後の角間の里山メイトの方向性を考える上でとてもヒントになりました.

この日も「森で育児をしよう!」と集まり,定期的な活動を続けている親子グループが薪とかまどで料理をしていました.

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作っているのは「だんご汁」.子ども達が作ってくれたこのお汁を,私たちも頂きました.
ごちそうさまでした.

昼食後はドングリランド内の竹林で「竹林の健康診断」の講習会をおこなったり,香川大学の調査試験地を見学しました.
途中では竹林内に建てられた観測タワーにも登ることができ,大満足なエクスカーションでした.

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中村晃規 (2009年12月27日 14:02) | コメント(0)