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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2009年8月

竹パウダーのコンポスト

現代農業2009年4月号で紹介(p90~91)されていた竹パウダーのコンポスト.
記事を読んでから気になっていたこの商品を購入し,使い始めました.
福岡の主婦でつくるグループ「エコママ」が販売しているこのキット.
注文すると次のものが届きました.

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発砲スチロールの箱,竹パウダー,米ぬか,スコップ,布カバー.
一つのキットにこれだけ入って700円.送料は別にかかりますが,キット自体はかなり安いです.

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スチロールの箱に竹パウダーを3分の1くらい入れ,米ぬかを加えました.

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このままでは水分が足りないので,米のとぎ汁や水を加え,握ると固まるくらいまで湿らせました.
ある方からは米ぬかを追加して,多めに入れた方が良いとも聞きましたが,ともあれ,キットに同封されたものだけでやってみることにしました.

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この日出た生ゴミ(梨の皮,卵のからなど)を入れ,まんべんなく混ぜ,

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虫が入らないように布カバーを掛けました.これから毎日生ゴミを入れ→よくかき混ぜるを繰り返します.

記事によれば生ゴミは2~3日で消えていく,竹パウダーをつかっているのでニオイがでない,虫もこないとのこと.今後どのようになるか楽しみです.

このコンポストを試し,里山の保全活動でできる竹チップの利用につなげられればと考えています.
パウダーよりも大きな竹チップでコンポストができるのか.次はこれを試したいと思います.

ともあれ,竹パウダーコンポストの威力やいかに!

中村晃規 (2009年8月25日 09:46) | コメント(1)

錦丘高校 インターンシップ

8月5日
県立金沢錦丘高校の学生3名が,角間の里山自然学校にインターンシップに来ました.
彼らは今日から3日間,地域連携推進センターで仕事体験をします.そのうち1日が角間の里山自然学校の割り当てとなりました.担当は私.何かお仕事を...とも思ったのですが,せっかく里山自然学校に来たので,大学キャンパスの里山のこと,そこで行われている事業について知ってもらうことをメインに対応しました.

ということで,午前は里山自然学校の取り組みについてパワーポイントを使って説明した後,実際に里山ゾーンを歩き,里山の現状,ボランティアの活動を見てもらいました.

午後からはこの日角間の里でおこなわれていた「里山KIDS ROOM」の見学.「里山KIDS ROOM」は,金沢大学の女性研究者支援プロジェクト「キャリアデザインラボラトリー」が子育て中の研究者の子どもをあずかり,女性研究者をサポートする目的でおこなわれています.この日は水生生物を中心に,昆虫生態学が専門の都野展子准教授を講師にいきもの観察をおこなっていました.

錦丘高校の3人には,これらを体験し,その様子をブログ記事にまとめてもらいました.以下,3人の記事です.

・・・・・・・・・・・
私たちは金沢錦丘高校の2年生です。
女子2人、男子1人で金沢大学地域連携推進センターに職場体験に来ました。
1日目の今日は、金沢大学のユニークな取り組みの一つとして,角間の里山自然学校の活動について学び,体験しました。

午前中は、里山についての講義と実際に里山を散策しました。

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角間の里山ゾーンでは、担当の中村さんから,里山やそこにある竹林の現状,里山の自然(色々な木や昆虫,動物の様子)について教えていただきました。
散策している途中には、金沢の里山で見られる代表的などんぐりの木2種類(コナラ,アベマキ)の見分け方(樹皮の模様が違っている)も教わりました。
このとき偶然にも、アベマキの木で樹液をすっている小さいクワガタを見つけました。
また、保全活動の一環としてチマキザサを刈った場所をみて,その効果を解説してもらったり、葉っぱに出来たピンク色の小さな玉について,「これは虫こぶで,中に昆虫の幼虫がいるのだ」と教えていただきました.これまで「虫こぶ」というものを知らなかったので,その作られる仕組みに驚きました。
このように普段見かけない自然を近くで見ることができ、とても良い体験になりました。

雑木林,遊歩道の散策に続き、田上の公園の奥にある棚田に連れて行ってもらいました。

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中村さんのお話によると、この場所(キタダン)は,大学が用地を買収した後,30年間以上放置されていた「元」棚田だったそうです。
市民ボランティアの方達が,7年かけてゆっくりと復元し、今では田んぼが25枚,池が15個あるきれいな棚田になっています。そこには立派な石畳もあり,足下を気にせず,散策できます。実はここもまた金沢大学のキャンパスの一部だとはなかなか信じられません。


午後からは、角間の里で小学生たちが、午前中に採集したボウフラ(蚊の幼虫)を観察している様子を取材しました。
子どもたちは、「里山KIDS ROOM」というイベントに参加してしました。この行事は,大学で働いている女性研究者をサポートする目的で行われました。
子どもたちに混じって、私たちも顕微鏡を覗かせてもらいました。
小学生たちはみんな熱心に観察していて、とても楽しそうでした。
その後は、観察したボウフラをスケッチしたりみんなで協力して名前を調べたりしていました。
私たちは文系なので、実験のようなことをする機会がなく新鮮な気分を味わいました(・∀・)

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私たちは里山と聞いても、ただの山しかイメージできませんでしたが色々なお話を聞いたり、実際に行ってみることで里山がどのようなものかわかりました。
簡単に言うとトトロの世界です!!笑
今日は、大変貴重な体験をさせていただきありがとうございました★!

中村晃規 (2009年8月 5日 10:26) | コメント(0)