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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2007年11月

日本テレビ「たべごろマンマ」収録

ここ金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」で,今日日本テレビの番組収録がおこなわれました.
番組は たべごろマンマ
今人気のベッキーさんとキングコングさんがMCで地元の料理を紹介する番組です.
「角間の里」は,番組締めくくりの部分,各地で食材を集めてきたメンバーが集まり,料理をして試食する場所として使われました.

調理スタッフの皆さんは,タレントさんより早く,朝9時に角間の里に入りました.びっくりしたのはその荷物の量.4トントラック一杯に調理器具や机などを詰め込んでやってきました.

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裏話を聞くと,調理器具がそろっていないところでも料理ができるよう,考えられる物はすべて運んでいるのだということです.なるほど,今回の料理では使わなかったフライパンなども荷物の中にはいっていました.
日本テレビが作っている番組でも,これほどの規模で機材を運んでロケをする番組は他に無いそうです.

午後2時をすぎたころから出演者(ただし地元の方々)がぼつぼつと集まりはじめ,カメラテストなどがスタートしました.

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レンコンや大根の生産者,ブリを提供してくれた方(今回はレンコン入りブリ大根を作りました)などが緊張した面持ちでタレントさんがくるのを待っていました.

各地での収録が押したため,タレントさんが角間に入ったのは3時をすぎたころ.帰りの飛行機の都合から,4時には角間の里を出発しなくてはいけません.
大丈夫だろうかと見ていましたが,さすがに皆さん慣れているようで,あっという間に撮影を終え,予定通り出発していきました.

さて,気がつくと何故か大学生のみんなが集まっていました.

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私たち角間の里スタッフは今回のロケについて誰にも言っていなかったはずですが...どこから聞きつけたのでしょうか,20〜30人ほどがいつの間にか集合.行儀良く建物の外に一列に並び,中をのぞいていました.少しはタレントさんの顔も見られたのでしょうか?

番組の放送は12月15日(土)夕方6時半からです.残念ながら私も,角間の里スタッフの誰も出演しませんが,角間の里は映ります.興味のある方はどうぞご覧ください.

中村晃規 (2007年11月28日 11:46) | コメント(0)

竹チップの利用法〜肥料にする〜

今日は午後から,10月27日の保全活動で出た竹チップをお分けした方のお家を訪問してきました.大量に出た竹チップのうち,90lのゴミ袋に2袋をお分けしたのですが,現在その竹チップを発酵させ,肥料を作っているとのこと.どんな様子か,現地で見せてもらいました.

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これが発酵途中の竹チップ.米ぬかと土壌細菌などを加え,発酵させるそうです.被せてあるブルシートと麻袋をのけると,「ふわぁっ」と湯気があがりました.さわってみると40〜50℃はありそうです.もっと発酵が進むと,70℃くらいになるとのこと.高速シュレッダーで細かく裁断された竹なので発酵しやすいのでしょう,この後1月くらいでさらさらの肥料になりそうだとのことです.
みたところ,竹の肥料化はこの方法でうまくいきそうです.今後竹林の保全活動の時にでる竹チップを肥料化し,有効に活用する道が見えてきました.

さて,竹チップは別の使い方もされていました.それがこちら.
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トマトの畝にまかれていましたが,これはマルチの代わり.草が生えるのを抑え,水分を蓄える効果が期待できそうだということでした.もしうまく機能するなら,チップにしただけでも農業用資材として使えそうです.

高速シュレッダーを購入し,伐採した竹の置き場に困ることはなくなりました.しかし,できた竹チップは有効に活用しなくてはもったいない.なんとか自分たちでもできる方法で活用したいと考えています.
今回の肥料化,マルチの代わりは,「竹チップ活用メニュー」の一つに加わりそうです.

中村晃規 (2007年11月22日 17:16) | コメント(0)

ニホンミツバチ確保

昨日分蜂蜂球をつくっていたニホンミツバチですが,やっぱりもったいない.
せっかくのチャンスだからということで,個人的に蜂を飼っている工学部の先生にお願いし,捕獲することになりました.
「分散してしまっていなければ良いのだけど」と朝出勤すると,まだ昨日の状態のまま,ひとかたまりに集まっていました.

そして先生の登場.そろそろ越冬の時期ということもあり,移動用の巣箱を持参してくれました.

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この巣箱の中にミツバチを落とし込み,定着させます.もともとはセイヨウミツバチ用の巣箱で,中にはセイヨウミツバチの古い巣が残っています.こうした足がかりがある方が定着しやすく,そのためわざと用意したとのことです.
先生はその古い巣に特製砂糖水を含ませました.

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また巣箱の中にある「砂糖水入れ」にもたっぷり砂糖水を溜めます.

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この砂糖水は当面,そして越冬のエネルギーになります.

こうした準備の後,いよいよミツバチを巣箱に落とし込みました.

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ミツバチは突然の事に驚いたのか,ブンブン飛び回り,先生と私はミツバチまみれに.
半分ほど落とし込み,とりあえず終了.後は自主的に移動するのを待ちます.

夕方様子をみると,蜂球はなくなり,ミツバチたちは巣箱の小さな口から出入りを繰り返していました.

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捕獲成功です.
無事に越冬できるかは心配ですが,うまくいけば来年の活動に新しい項目「ハチミツづくり」が加わりそうです.

中村晃規 (2007年11月 8日 15:57) | コメント(2)

ミツバチの分蜂

お昼頃,角間の里の外に出ると,小さな虫が群れをなして飛んでいました.
蚊柱のように見えたのですが,なんだかちょっと違う.「ウワン ウワン」と羽音がうなっています.

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よくよくみるとそれはミツバチ.何千個体ものミツバチが群れ飛んでいたのです.
ミツバチはしばらくの間建物の周りを飛び回っていましたが,その中心が少しずつ移動していきました(記念館玄関周辺→畑の上空→畑の脇の道具置き場).
最終的に道具置き場にどんどん集まりました.

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これはミツバチの分蜂という現象で,一つの巣に複数の女王蜂ができたときにおこります.ふつうは春から夏にかけてみられますが,まれに(今回のように)秋の天気の良いときにおこることもあるそうです.このとき一般には母親の女王蜂が働きバチをつれて出ていくと言われています.

さて,1時間ほどするとあれだけ飛び回っていたミツバチがみあたらず,羽音もなく,静かになっていました.
もしやと思い,先ほどの道具置き場に向かうと...やはりありました.ミツバチの分蜂蜂球です.

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この近くに巣づくりに適当な箱を置いておくと,その中に移動し,巣作りがはじまるそうです.

ぜひ試したいのですが良い物がみあたりません.残念ながら,今回は団体さんを見送ることになりそうです.

中村晃規 (2007年11月 7日 14:37) | コメント(0)