HOME »  むしとりあみ通信 »  2007年6月

むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2007年6月

高速竹粉砕機デモンストレーション

静岡県の松尾研究室が開発した「高速竹粉砕機」のデモンストレーションをおこないました.

IMG_9412-01.jpg

自然学校で竹や木のチッパーを探していたところ,輪島の有機農業を営む方から,とても良いチッパーがあると紹介していただいたのが今回のデモンストレーションの始まり.ありがたいことに無料でデモをしていただきました.

「モウソウ竹を1本あたり2分程度で細かく粉砕する能力がある」と聞いていたのですが,実は実物をみるまで半信半疑.
しかし,稼働しているところをみてその思いはぶっ飛びました.とにかく早い!投入した竹があっという間にチップになっていきます.

IMG_9420-01.jpg

一本の竹がチップになるまで本当に1分〜2分しかかかりません.「この機械をフル稼働すると,竹を伐るのが追いつかなくて,竹を伐る人がバテて根をあげます」と説明がありましたが,まさにその通り.処理速度はかなりの早さです.

作業する人の目で見てありがたいのは,竹の枝葉を落とさずに処理できること.

IMG_9423-01.jpg

竹の伐採作業で一番おっくうなのがこの枝葉を払う作業です.枝葉を落とさずに放置した場合,のちのちの作業のじゃまになるため落とすのが基本です.しかし重いモウソウチクを片手で抱えながらの作業はしんどく,おとした枝をまとめる作業も面倒です.

このチッパーは枝葉の処理もせず,高速でどんどん処理できるため,やればやるほど楽しくなってきます.

この機械はサイズも小さく,軽トラックに乗せて運ぶことができます.これも魅力.

IMG_9426-01.jpg

小さく安全で,高速で竹を処理できるこのチッパー.市民ボランティアが使うには,十分過ぎる機械です.
価格が高く,私たちでは購入することはできませんし,小さなボランティア団体が購入するにもなかなか難しいでしょう.
しかしながら行政が購入し,竹林や雑木林の保全にとりくむ団体に無償で貸し出す,といったシステムにすれば,金沢や石川県で猛威をふるうモウソウチクの対策に威力を発揮することと思います.

富山県ではこうした大型機械を市民ボランティアに無償で貸し出すシステムが7月からスタートするそうです.

中村晃規 (2007年6月30日 16:24) | コメント(3)

窯底づくり下準備

5月9日の後,ちまちまと作業をすすめていましたが例によってなかなか前進しない状況が続いていました.
そうしたところ,安田さんから連絡があり,作業の指導者を紹介していただきました.
その方はこれまでにも安田さんと炭窯をつくっており,比較的時間に余裕があるので,頻繁に金沢大学に行けるとのこと.
現場監督として学生の指導をしてくれるようです.明日(6月27日)から来てくれます.

で,今日はその下準備.炭窯の底の高さを決定し,水平をだし,さらにセンターをだしました.下の写真の赤いラインが炭窯の底になります.
明日からの作業では,先日から作っている排水溝を完成させ,煙道の位置を決め,このラインまで埋め戻します.

停滞していた作業もこれで動き出しそうです.

IMG_9384-01.jpg

中村晃規 (2007年6月26日 14:50) | コメント(0)

やっとでたゲンジボタル

キタダンでのホタルの調査.6/2の初観察後,次のようにヘイケボタルの個体数は増えています.

6/2 2個体
6/4 11個体
6/6 27個体
6/8 46個体
6/10 74 個体

だいたい私の予想通り,順調に増えてきました.
そしてついに
今年初のゲンジボタル(1個体)を確認しました.

昨年,一昨年ともキタダンではヘイケボタルとゲンジボタルの初見日は,ほぼ同じでした.
今年はヘイケボタルが先に出て,ゲンジボタルを確認できない日が続き,「もしかしたらいなくなったのかも...」などと心配していたのですが,やっとでてくれました.
とりあえずは一安心.これまでと同じように発生がつづくなら,10日後くらいがピーク(20個体くらい)になるでしょう.

今週,金曜日に田上地区の方たち向けにホタル観察会をやるのですが,これには何とか間に合いました.

中村晃規 (2007年6月11日 16:27) | コメント(0)

キタダンでホタルが飛びました.

5月下旬から始めた「キタダンのホタル調査」.6月2日(土)に今年初めての個体を確認しました.
確認したのはヘイケボタル.オス1個体,メス1個体,合計2個体です.
今年は暖冬だったので早めに調査を始めたのですが,なかなか確認できず,調査スタートから10日ほど経って,やっと確認できました.

過去のデータを見ると,2005年,2006年の初確認はそれぞれ6月9日,6月8日(どちらもヘイケ).今年は1週間ほど早く成虫が発生したことがわかります.今年は早いだろうとの予想どおり.よしよしという感じです.「いつでてくれるか,いつでてくれるか」とドキドキでしたが,一安心です.

まだヘイケしか発生していませんが,例年の様子からすると,ゲンジの発生ももうすぐでしょう.このまま順調に羽化が進めば,6月20日前後に発生のピークがくると予想されます.

今回ヘイケボタルを確認したのは田上児童公園すぐ上にある,田上小学校「ぼくらの田んぼ」のあぜ.キタダンの中でも特に日当たりの良い区画です.

今日も夜7:30ごろから調査です.さて,何頭でてくれるかな?ゲンジはでてくれるかな?楽しみです.

中村晃規 (2007年6月 4日 12:50) | コメント(0)