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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2007年3月

能登半島地震

3月26日,前日に起きた能登半島地震の被災地を地域連携コーディネーターの宇野文夫さんと訪ねた.
主な目的は,今後の学生ボランティア派遣について,現地の災害ボランティアコーディネーターとの打ち合わせ,そして被害状況を把握するためです.以下現地の状況を写真を中心に報告します.

・能登へ
能登有料道路は柳田インターから先が通行止め.柳田インターで降り,海岸沿いを走った.途中自衛隊車両や消防車(滋賀県,福井県など他県からの車両)を多く目にした.道路には所々で亀裂が入り,崩落や崖崩れのための通行止めも数カ所.液状化現象のためだろうか,門前に近い地域では,ほとんどのマンホールが浮き上がっていた.門前に近づくにつれ,アスファルトのうねりが強くなった.

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・門前町黒島地区
江戸時代中期から明治期にかけて,北前船で栄えた歴史を物語る船問屋の蔵や板壁の住宅が立ち並ぶ黒島地区.その趣のある建造物の多くが倒れていた.

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・門前町道下(とうげ)地区
今回の地震でもっとも住宅の被害が多かった地区.私たちが到着する直前にも,一軒の家が倒れたとのこと.マスコミ多数.

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・門前町総持寺周辺
明治の大火まで曹洞宗の総本山だった総持寺.その山門脇の灯籠や手水の屋根などが倒れていた.本堂などの建物は,外から見る限り大きな被害はないようだった.周辺の住宅は,黒島地区,道下地区と同様,大きな被害をうけていた.

旧門前町役場にはボランティアセンターや救護センターがおかれている.

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・輪島市中心部
暗くなってから輪島市街に入った.そのためどれだけの被害が出たのか,よくわからなかった.倒壊した家屋があるものの,門前にくらべると被害は少ないようだった.途中,崩れた製材所前で,金沢大学村田先生が北陸朝日放送のインタビューに答えていた.前日から現地に入り,被害の状況を学生とともに調査したとのことである.

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駆け足で被災地を見て回りましたが,テレビ,新聞などで報道されている以上に,被害が大きいのだと感じました.
全半壊や一部損壊した家屋は786棟と報告(総務省消防庁)がありましたが,数字になってしまうとその被害の大きさは薄れてしまうような気がします.土煙のにおいがし,割れたガラスをパキパキと踏みながら歩かなくてはいけない現場に入り痛感しました.

現在のところ,ボランティアの受け入れ方法など正式には決まってないようです.交通や駐車スペースの問題もあり,金沢からボランティア専用のシャトルバスを運行し,受け入れる方向で段取りをすすめています.
自然学校では,現地の受け入れ体制が固まり次第,学生ボランティア団体などに活動参加の呼びかけを始めていきます.

中村晃規 (2007年3月27日 10:28) | コメント(0)

鶴来のナタ

里山の保全活動をしていると,自分自身の道具がほしくなってきます.いろんな物がほしいのですが,いままで一番ほしかった物.それが「My ナタ」です.
もちろん自然学校でそろえたナタでも十分なので購入する必要はないのかもしれません.
でもでも,やっぱり「自分だけの」ナタにあこがれるのです.

炭焼き窯づくりでお世話になっている安田さんに相談したところ,鶴来に良い金物屋さんがあるとのこと.春分の日の今日,時間があったので見に行ってきました.で,その場で一目惚れし,即購入.

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ナタとナタ入れ,あわせて7350円のところ,優しいおばちゃんが50円おまけしてくれました.
ナタは鶴来で昔から使われてきた独特の形をしています.

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刃先にあるちょっと飛び出た部分で切った木を引っかけて寄せたりできるようになっています.ちょっとした工夫なのですが,山で作業する時,切りたいツルや枝を引っ張ったりなど結構重宝します.

ナタ入れも手作りで良い感じ.帰ってからよく見ると,スギかヒノキを薄く削った材を編んだものでした.お店ではちゃんとみなかったので,てっきり竹を編んで作ったのだろうと思っていたのですが...

さてこのナタ入れ,一つだけ謎が.値段の札の裏をみると,「なたいこ」の文字.

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はてさて,「なたいれ」の間違いか,それとも方言か...謎です.

「刃が欠けたりしたら持ってきなさい.直してあげるから」.金物屋のおばちゃんが言ってくれました.鶴来で作っているので,刃の研ぎ直しや修繕もできるのだそうです.ここらへんのアフターケアーがホームセンターなど量販店とは違うところですね.

ナタの他,この金物屋さんには山仕事の道具がたくさんある様子.またゆっくりと訪ねるつもりです.

中村晃規 (2007年3月21日 15:58) | コメント(0)

炭焼き窯〜排水溝づくり〜

炭焼き釜の排水溝づくりにとりかかりました.とはいってもまだまだスタート.ほんの少しすすんだだけです.

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これまでに掘った穴をさらに40cmほど掘り下げ,その中央にタテ40cm,ヨコ40cm,深さ20cmの四角い穴をつくります.
この穴の側面をコンクリートで固め,グリ石を入れます.排煙口の下からこの穴に向かって溝を掘り,炭焼きの時に木からでた水を流すといったしくみです.
この排水溝を作りながら埋めていき,窯底をつくります.材料がそろい次第,作業をすすめる予定です.

さてこの間こんな物が届きました.
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一袋1立法メートル.全部で6立法メートルです.その中身はこれ.

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廃材の瓦を細かく砕いたものです.これからの窯底づくりや天井づくりに,この「瓦チップ」が大活躍してくれるはずです.用途や効果については,おいおい説明していきます.

中村晃規 (2007年3月16日 15:43) | コメント(0)

炭焼き小屋づくり〜竹の壁&補強〜

一応形になった炭焼き小屋.里山メイトの松尾さんが吹きさらしではダメだろうということで,こつこつと側面を作ってくれました.
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そしてこんな感じに.

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うしろから見ると完全に風景にとけ込んでいます.
壁面に使ったのはすべて竹の枝.小屋の柱や梁にするために伐った竹の枝を残しておき,それをわら縄で結んでつくりました.
小屋の中にはいると,竹の葉のいいにおいがして,なかなか快適です.

また,雪の重みに耐えられるよう,さらに補強をしました.

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写真ではわかりにくいかもしれませんが,天井の梁を支えるよう,斜めに木を何本か入れてあります.
この補強をしたあと,何度か雪が降ったのですが前回のように天井が下がり,シートに穴が開くようなことはありませんでした.
ただ,やはり素人の私たちがつくったため,いろんな場所のわら縄がゆるんできています.
締め直しが必要かもしれません.

中村晃規 (2007年3月10日 15:30) | コメント(0)