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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2006年12月

小屋がけ〜その5日目

これまで小屋作りに協力してくださっていた里山メイトのMさんが朝にやってきました.

「小屋に屋根架けてあるけど,あれではダメだよ.30cmも雪が降ったらつぶれてしまうよ.」

とのことで急遽小屋の補強と屋根(防水シート)の張り直し.炭焼きサークルのHくんにも出てきてもらい,一日かけて作業をしました.

こちらがマイナーチェンジした小屋.


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前回の写真と比べてください.奥行きを1mほどのばし,柱の間のすじかいが増えているのがわかるでしょうか.また屋根の防水シートもしっかりと垂木,桁に結びつけました(前は4箇所ほどを簡単に結んだだけ).

Mさんは「これで週末に雪が降っても大丈夫.安心して眠れる」と納得.
壁面の風よけなど,まだまだ手を入れたい部分はあるようですが,年内の作業は終了となりました.

小屋を後ろ(煙突側)からみたところ(写真3枚目).


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屋根を支える柱が煙突づくりの邪魔になることが判明.窯全体を前方向にずらすなどの対応が必要になります.

小屋の中を入り口(窯の焚き口)方向からみたところ(写真4枚目).



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年末年始の雪に備え,窯ができる場所(ちょうど小屋の中心にあたる)にも柱を一本.屋根を支えています.
横になっているのが,今回大活躍のはしご.大学の近くの蔵にあった物をいただきました.ずっしりと重く,がっしりとしたこのはしご.アルミの脚立よりも安心して登れました.重いので持ち運びは大変でしたが...






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小屋の中から天井を見上げるとこんな感じです(写真5枚目).

小屋はとりあえず終了にして,年明けからは排水装置づくり,窯底づくり,そしていよいよ窯腰づくりへと作業をすすめていかなくては...3月下旬〜4月上旬の「窯の天井づくり」に向けて.

中村晃規 (2006年12月26日 15:57) | コメント(0)

小屋がけ〜その3日目,4日目

3日目〜12月19日
前回に引き続き,垂木を固定していくことから作業は始まりました.やり残した分の5本を棟木から桁に斜めに固定.こちらの作業は1時間ほどで終わりました.
さて次は棟木に並行に,垂木に直行するよう,屋根に竹を渡していきます.大体1m間隔で片方の屋根に2本ずつ,合計4本をいれました.今後の積雪の事を考え,垂木の上ではなく,下から固定していきます(雪がスムーズに落ちるように).ちょうど垂木にぶら下がるような形になります.垂木と直行する部分は,すべてわら縄で固定.一本一本固定するにしたがって,屋根全体のたわみがなくなり,がっちりしてきます.
残り1本を残し,この日の作業は終了となりました.

4日目〜12月20日
最後の1本を入れ,いよいよ防水シートを屋根にのせます.前日の作業で小屋の骨組みはかなりしっかりしています.縦横に走る竹は,まる公園のジャングルジムのよう.屋根の上を右へ左へ自由に動けます.
シートをのせた状態がこちら.

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熱帯のジャングルにある簡易野営地のようです.

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シートをロープで固定し,完成です!里山メイトのMさんの協力で,始めに考えていたよりも良い屋根ができました.
素材は竹ですが,きちんと使えば3年くらいもつとのこと.これからは雨を心配せず,作業ができます.

<小屋がけで使った資材>
わら縄:7巻,防水シート:6m×7m,ビニールロープ:1巻,竹:たくさん

<使った道具>
竹きり用鋸,剪定ばさみ,ナタ,脚立,はしご,突きグワ(柱を立てる穴を掘る)

使ったお金はわら縄の5310円のみでした.

中村晃規 (2006年12月20日 10:48) | コメント(0)

自然散策路のルート設営に向けて〜珠洲市小泊〜

10月にスタートした「能登里山里海自然学校」.拠点としている珠洲市小泊小学校周辺に,自然散策路を設定するための調査が始まっています.
駐在している赤石君からの依頼で,私も周辺の森やため池,海を視察してきました.

地元の方が2名同行してくださり,場所の案内だけでなくこの地域の森や田んぼの昔の様子,手入れの仕方なども聞くことが出来ました.

大体2時間ほどで歩けるルートの中に,植林地,マツ林,雑木林,ため池,畑,棚田,そして磯が入っており,コンパクトにまとまったルートが設定できそうです.
今は人の手が入らず,中低木が茂った雑木林やマツ林についても,地元の皆さんが非常に協力的で,伐採や下草刈りなどの保全活動も春からスタートするとのこと.人と里山,里海との関わり合いが見える,そんな散策路が浮かび上がってきます.

今回立ち寄った中で私が感動したのがこちら.


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見渡す限りにシイタケのホダ木が並んでいました.栽培している方にいただいたシイタケは,早速網焼きにしていただきました.ごちそうさまです.



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小泊の海を眺めながら,物思いにふける赤石君(写真2枚目).彼の頭の中では,能登里山里海自然学校,小泊,そして奥能登の未来が渦巻いているに違いありません.

ところでこちらは能登里山里海自然学校の事務所で見つけた「カブトムシ飼育マット」(写真3枚目).なんと竹でできています.


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角間キャンパスの竹林には,切ったり倒れたりした竹が,腐りかけたままたくさん放置されています.
こんなたい肥になるのなら,竹林から引っ張り出して,チップにするのも良いかもしれないですね.

中村晃規 (2006年12月15日 17:05) | コメント(2)

小屋がけ〜その2日目

小屋がけの二日目.この日は屋根の棟木を完全にあげ,垂木を渡す作業になりました.
屋根のてっぺんが予定より高くなり,脚立も届かなくなったので横木にはしごを渡し,その上での作業です(写真1枚目.横木にはしごを渡したところ).


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はしごに登り,まずは棟木を固定し,そこから斜めに垂木を渡していきます(写真2枚目).


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上からかぶせる防水シートが雪の重みでたわまないよう,大体30cm間隔で固定していきます.
約3mの竹を屋根の片面に16本.合計32本を使います.竹を切り出しつつ,固定していくといった作業でしたので,全部の垂木を固定することは出来ませんでした.
この日の作業で出来たのがこちら(写真3枚目).


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昨日の状態に比べ,かなり小屋らしくなりました.また前日はまだまだグラグラしていたのですが,垂木を渡したり,側面に斜めに竹をいれたりして,ぐらつきもほとんどありません.簡単な作りですが,しっかりした骨組みになりました.
次回は屋根を仕上げ,防水シートをかぶせます.そこまでできたら,一応の完成です.

中村晃規 (2006年12月13日 16:19) | コメント(2)

小屋がけ〜その1日目

雪が降るまでになんとか...と思っていた小屋がけに本日とりかかりました.
指導者はどうしようか悩んでいましたが,里山メイトのMさんに相談したところ,「私が協力してあげる」と快いお返事.
こんな時は,里山メイトのありがたさが身にしみます.

雨の中,Mさんの指示が飛びます.「大体1.5mくらいに竹を切って.わしが穴を掘るからそこに立てて」.
気がつけば荒堀の炭窯の周りに6本の柱がたっていました(写真2枚目).

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なんだかおかしいぞ?合掌づくりでつくる予定では???
Mさんは「炭焼きの作業のやりやすさを考えたら,桁づくりの方が良い」と判断し,柱を立て,棟上げをして屋根をのせる方法に切り替えたのだそうです.

立った柱には,横木を渡していきます.横木は荒縄を使い,しっかりと柱に固定(写真3枚目).

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2時間ほどの作業で小屋の外観が見えてきました.屋根のてっぺんの梁を渡したところで本日の作業は終了(写真4枚目).

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当初予定していたよりも,背が高く,広い小屋になりそうです.4枚目の写真で人の背丈と柱の高さを比べれば,どれくらい高いか想像できると思います.

明日は屋根部分や壁部分にさらに竹を渡し,強度を確認した後防水シートをのせます.

中村晃規 (2006年12月12日 17:39) | コメント(0)