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むしとりあみ通信

氏名:中村晃規
専門:生態学
里山の動植物の話題,自然学校の日々の活動で感じたことなどを伝えます

2006年2月

台湾訪問記 (2) 三義Y箱寶

今日は始めに訪問した「三義Y箱寶」の紹介.
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苗栗県三義は,台湾でも有名な木彫りの街.工房や木彫り製品を売る店が,街を埋め尽くしていました.
私が訪問した「三義Y箱寶」はその中では変わり種.そのホームページからこれまでの歩みを引用すると...

雙峰木鴨工廠創立於西元1963年 (民國52年) 原為生産木彫人像、木鴨、水鳥等産品,外銷美、日、歐洲等國,産品甚獲好評,近年來因環境及時空之變遷,自西元2002年 (民國91年) 起改變經營方針,並由國内知名的觀樹教育基金會的大力協助及規劃下將占地約二千五百坪的廠地予以整理,重新出發,優雅的環境可作為機關、團體休閒、親子活動及學生校外教學之優良場所或民衆參訪三義木雕的景點之一,真誠相邀到三義?箱寶彩繪出屬於?自己的作品,嘗試新體驗。 (可同時容納DIY人數80人)

となります.漢字なので意味は何となくわかるでしょうか?文章の内容は以下のようだと思います.

この工房は1963年に創立し,木彫りの仏像などを作っていた.その後,デコイを生産するに至り,日本やヨーロッパで好評だった.さてその後いろんな状況が変わり,2002年に大きく経営方針を変えた.「觀樹教育基金會」の協力により,レクリエーションや親子活動,学外活動の場所として生まれ変わりました.

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設立当初はこういった仏像などを作っていたそうです.そして,

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デコイを作り,ヨーロッパや日本に輸出していたとのこと.

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現在は広い(本当に広い!小学校の体育館くらい)スペースを,体験工房として開放し,小学校などの体験活動をサポートしています.この日も(たぶん観光客)3組の親子が猫の彫刻や鳥の彫刻に自分で色を塗り,オリジナルの作品に挑戦していました.

「環境に配慮した...」と聞いていたので,間伐材や地元の木材資源を有効活用しているのかな?と思いましたが,この点については確認がとれず.ちょっと不完全燃焼.
もしそうでないなら,「工作体験ができる施設」というだけで,面白みがありません.それとも「体験工房を開いている」だけで台湾では画期的なコトなのかしら...」.う〜む,わからん.

日本に帰ってきてから,台湾からの留学生(リャオさん)にこの点を聞いてみました.
こうした「体験型の施設」は,現在台湾にもたくさんあるそうです.特に最近は農場を開放し,農作業体験ができる場所が増えているとのこと.また,「三義Y箱寶」については,使わない木を体験工房の材料として再利用しているらしいとの情報も教えてくれました.この点が「三義Y箱寶」のウリなのでしょうね.

中村晃規 (2006年2月 2日 15:20) | コメント(0)

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