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プロジェクト概要

【必要性・概要】

昨今、過疎高齢化等により崩壊の危機に直面している里山・里海の再生は、我が国の地域活性化にとって喫緊の課題であり、生態系のメカニズムや環境にやさしい農林漁業のあり方等に精通した人材の育成が必要になってきています。

里山・里海の持続管理のため、環境配慮型農林水産業の手法、バイオマス活用技術等を開発するとともに、研究成果を活かした学部・大学院の教育プログラムの開発、人材育成を行い、物質循環と生物多様性とを統合した里山・里海研究を進めるとともに、技術開発の成果を活かした地域の里山・里海の再生、里山リテラシー・プログラムを開発し、里山・里海再生のための人材を養成します。

【取組内容】

物質循環と生物多様性の観点から、能登半島において、能登の里山・里海の歴史的変遷の解明、能登への地球温暖化や環日本海域からの越境飛来汚染物質の影響解析、里山と里海の連関(つながり具合、相互の影響)の解析などを行うとともに、臨地主義、文理融合型の研究を通じて、持続可能性や地域再生に向けた高度の知識・技能を備えた人材(大学院)や幅広い視点を有する人材(学部)を育成していきます。

また、角間の里山ゾーンを活用して、全学的な教育カリキュラムの開発、実施により、すべての学生が持続可能・低炭素化社会に向けた知識と教養を身につけることを目指します。能登地域の自然・地理・社会環境の歴史的変遷と現状把握、長期調査地の選定と物質循環・生物多様性の調査、新規授業科目の開発・実施、人間活動によるインパクトの解析などを行った後、現在の動態解明のための観測・モニタリング、環境リスク検出法等の実験・検証などを行っていきます。

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