トリノ市視察団、フレスコ復元壁画を視察

 5月17日、イタリア・トリノ市の視察団が、本センターを訪れました。
トリノ市視察団は、国土交通省とEU・ヨーロッパ連合の、都市整備政策に関する交流事業の一環として、金沢市の歴史文化遺産を活用した町づくりの手法について意見交換するために来沢しており、市役所を訪れ、市内の伝統的建造物が並ぶ町並みや各施設を視察した後、本学角間キャンパスの復元壁画を視察に訪れました。
 視察団の、トリノ市の文化財部長、ダニエル・ルポ・ジャッラ氏と、トリノ工科大学講師で建築家のアレッサンドロ・アルマンド氏は、本学の国際貢献事業であるサンタ・クローチェ教会の壁画修復と学内での復元について、復元壁画を前にセンター長である宮下孝晴教授から説明を受け、本プロジェクトの意義を大きく評価し、称賛の意を表しました。また、本センターが制作した金沢を紹介するビデオ映像を鑑賞。金沢の歴史や文化についての理解を深めました。
 一方、北イタリアに位置するトリノ市は、金沢同様、伝統的な文化財を保存する芸術都市として知られています。ジャッラ文化財部長から宮下教授に、是非トリノ市との交流を深めてほしいとの要望があり、和やかで有意義な視察となりました。


復元されたフレスコ壁画(「聖十字架物語」サンタ・クローチェ教会大礼拝堂 [フィレンツェ])は、角間キャンパスのオープンエリアにあり、自由に見学・鑑賞いただけます。

復元壁画へのアクセス(キャンパスマップ)はこちら (金沢大学角間キャンパス内)


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