復元壁画前に解説パネルを設置

 

 5月20日、金沢大学復元壁画前に解説パネルを設置したことを記者発表しました。

設置された解説パネル

14世紀末、フィレンツェのサンタ・クローチェ教会大礼拝堂に描かれた最大級の壁画「聖十字架物語」を金沢大学はサンタ・クローチェ教会、国立フィレンツェ修復研究所と協力して修復するとともに、その一画面(5×7メートル)を当時の技法を徹底的に研究して原寸大で復元しました。この復元プロジェクトは14-15世紀にかけてのフレスコ壁画を技法や材料の点から研究することで美術史研究に新たな見解を導入するとともに、壁画の経年変化調査にとっての貴重なサンプルでもあり、ヨーロッパの修復保存学会でも高く評価されています。  設置場所は、金沢大学人間社会第2講義棟前で、金沢大学バス停から徒歩3分の距離にあります。復元壁画、解説パネルはいつでも見学自由です。お気軽に御覧ください。団体・グループでの見学で解説がご希望の方は、フレスコ壁画研究センターにご相談ください。

フレスコ壁画研究センター
Tel: 076-264-5550
e-mail: fresco@ed.kanazawa-u.ac.jp

⇒復元壁画/解説パネル位置案内図