金沢大学 COEプログラム

 本学は,2つの21世紀COEプログラムが教育研究の拠点形成を目指している。一つは,「環日本海の環境計測と長期・短期変動予測」が,地球の将来のための科学として平成14年度に採択され,もう一つは,「発達・学習・記憶と障害の革新脳科学の創成」が,世代を継ぐために,人とその心を解明する科学として,平成16年度に採択されました。


        環日本海域の環境計測と長期・短期変動予測
  (モニタリングネットワークの構築と人為的影響の評価)


 拠点リーダー 金沢大学自然科学研究科 教授 早川 和一
 本プログラムでは,我が国の日本海側の基幹大学である金沢大学の大学院自然科学研究科地球環境科学専攻を環日本海域諸国の研究機関との国際共同研究の中核拠点と位置づけ,この地域を対象とする高感度環境計測法の開発とそのデータ情報ネットワークの構築,それに基づく環境変動の予測,有用資源の保全と有効活用,災害防止に関する研究教育を行うものです。

        発達・学習・記憶と障害の革新脳科学の創成
  ―文理架橋型研究による挑戦の第一ステージ―


 拠点リーダー 金沢大学医学系研究科 教授 東田 陽博
 現代社会が抱える深刻な問題である,「高齢者の記憶障害や痴呆」と「子供の学習、社会性、行動の障害」をこころ(脳)の機能障害ととらえて,そのメカニズムを解明するのみならず,「脳を育み機能障害を克服する方策」を提案することを目指しています。この研究成果をあげるための具体的な戦術として,(1)ここ数年の生物学上の大発見である,低分子RNA技術(RNAi)によるショウジョウバエの発達・学習・記憶関連遺伝子の包括的探索,(2)遺伝子改変技術を用いた神経ネットワーク形成と可塑性の新分子機構の究明,(3)急速に発展した非侵襲的計測技術を用いた脳計測,を行います。